家計簿不要の家計管理と節約テクニック!
今回の記事では、夫婦2人で年間300万円を貯蓄している筆者が、
家計簿をつけなくても、簡単に家計を把握し、自然と貯蓄を積み上げていく方法を紹介します!
まず、このお話しをしようと思った背景から。
節約や家計の把握のため、家計簿をつけている方は大勢いらっしゃると思います。
また、家計簿をつけようと始めたけれど、面倒になってすぐに辞めてしまった。
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
私もかつては家計簿をつけたり、買い物をしたレシートを保管て記録したり、家計簿アプリをダウンロードしてみたりと、いろんな方法を試してみましたが、全く続きませんでした!
結局、現時点では家計簿はつけておりません。
しかし、家計の支出はある程度把握できており、安定的に貯蓄を積み上げることができています。
その方法について、紹介してきいきます。
家計簿が続かない理由
まず、家計簿が続かない・・・と悩んでこの記事を訪問してくれた方へ!
家計簿が続かない理由はたくさんあります。10人いたら9人は続かないような当たり前のことです。
しかし、この記事を読んでいただければ、
「家計簿なんて要らなかったんだ!」
と晴れやかな気持ちになることは間違いありませんので、安心してください!
家計簿が続かない理由は以下の通りです。
【家計簿が続かない理由】
①毎日の支出を記録するのが煩雑すぎる!
②毎日のお金が出ていく様子を見つめていると段々と嫌気がさしてくる!
③数日記録サボると、支出が把握できなくなって、もういいやっていう気持ちになる!
④結局、家計簿を辞めてしまう。
実際にかつての私が経験したパターンです。
支出方法は現金の他に、カード決済・口座引き落とし・電子マネーなどなど。最近では投資の積立(証券口座への入金)など、お金の出口と居所は様々なのに、簡単に管理できるわけがないのです。
なので、安心してください。
家計簿が続かないのは、普通なのです。
そして、節約をして貯蓄を積み上げるために、家計簿は無くても大丈夫なのです。
しかし、家計簿が無くても良いとはいっても、全く家計を管理しなくても良い。というわけではありません。
継続可能な負荷の低い方法で家計を管理しつづけることが重要で、その方法を続けて紹介します!
家計簿ではなく、収支表を作成する
私は年に1回だけ作成する、収支表をおすすめします。
収支表とは?
【収支表】
1ヶ月の収入と支出(支出には貯蓄も含む)を予算として表にしたもの
実際に、くろかめ夫婦が作成している収支表は以下のようなものです。
【収支表のポイント】
ポイント1 ①固定支出と②変動支出に分けて記載しています。
ポイント2 ③貯蓄を毎月固定で設定している点。
ポイント3 ボーナス計算に含めない
結構細かいように見えますが、意外とシンプルです。
左に夫・右に妻のそれぞれの収支を記載します。
我が家の場合は、夫婦共働きで、それぞれに収入がありますが、家計のほとんどの支出を夫が担当しています。
その代わり、妻に手元にはお金が残りやすいので、貯蓄に回す金額を高く設定しています。
ボーナスは変動しやすいですし、貰えるかどうかは不明確なので、アテにせずに計算をしてみましょう。
もしも、ボーナスを入れないとどうしても赤字が解消されない場合のみ、計算に入れてもいいですが、
その場合は実際にもらえそうな額ではなく、赤字が解消される額を限度にして計算してみましょう。
貯蓄額を固定にすることで、毎月の支出がどうであれ、一定の貯蓄を行うようにします。
収支表作成の方法と手順
収支表作成の方法
収支表は毎年若干変動しますので、更新の利便性を考えて、エクセルで作成しています。
いわゆる表計算ソフトであればなんでもOKだと思われます。
グーグルスプレッドシートやMac純正のNumbersでも同じことはできますので、ご自身が使いやすいもので結構です。
紙に書いて作成してももちろん良いですが、更新の都度全て書き直すことになってしまうので、デジタルで作成することをおすすめします。
収支表作成の手順
①手取り月収を記入する
②固定費の支出を記入する
③変動費の支出を記入する
④毎月の貯蓄額を設定して記入する
⑤1-(2+3+4)の合計額を確認する
手取り月収・固定費・変動費ともに毎月全く同じであることはないですが、平均値、あるいは少し高めに計算して記入してください。
例えば、自動車税などや年に一回あるいはそれ以下の頻度で支払いをする予定があるものも、月割の計算をして組み込んでください。
また、毎月の貯蓄額については、まずは目標となる金額を入れてください。
この時点で、収入-(貯蓄を含む)支出の数字が出て、手元にいくら残るかがわかります。
もしも、マイナスが出てしまっていたら、貯蓄の設定値を減らしてみてください。
残った金額から貯蓄額を設定するのではなく、あくまで、貯蓄額を設定してから、残りのお金(用途自由なお小遣いの額)を確認するという点が重要です。
貯蓄するお金は必ず貯蓄専用の口座に移動させる
超重要ポイントです!
支出表で貯蓄額を設定したら、貯蓄するお金は貯蓄専用の貯蓄口座に移動させましょう。
そうしないと、自分の口座の中身が増えていても、減っていても、貯蓄ができているかがわかりにくくなってしまうからです。
また、貯蓄専用の口座は基本的に増えていくのみになりますので、専用にすることによって、貯蓄の将来見込み額が計算しやすくなるというメリットがあります。
収支表見直しのタイミング
収支表見直しのタイミングは給料が変わるタイミングなど、年に1回で十分です。
ただし、以下の場合には即座に見直しをおこなってください。
【収支表の変更が必要なタイミング】
・収入に大きな変化があり、今後継続する時
・支出に大きな変化があり、今後継続する時
収支表ができたら自分の口座残高の増減だけに注目
まず、支出表を作成した時点の自分の口座残高を大体で良いので、覚えておいてください。
(貯蓄用の口座ではなく、個人の口座の方ですよ!)
例えば、100万円の口座残高でスタートしたとします。
この瞬間、あなたの防衛線は100万円になります。
1ヶ月後、自身の口座残高が100万円のままであれば、OKです!
もしも、100万円以上になっていたら、収支表よりも収入が高かったか、支出が少なかった。ということです。
ただし、ある月は、外食が増えたり、趣味の買い物で多くつかってしまうこともあるかもしれませんが、
それが毎月のことでなければあまり気にしなくてもよいです。
もしも、毎月徐々に口座の金額が減っていってしまうようであれば、設定された貯蓄額が収入に対して大きすぎるか、
支出が想定よりも多い状態になってしまっている。ということになります。
そのような場合には、収入をすぐにあげることは難しいので、実際の支出を確認してみて、削減にトライしてみましょう。
毎月の口座の金額が落ち着いて推移するようになったら、成功です。
(固定費削減の重要性と方法について紹介した記事もあります!)
収支表での家計管理のメリット
それは、冒頭で挙げたような家計簿のデメリットが起きず、継続しやすい。という点が挙げられます。
収支表は、年に1回作成し、あとは毎月1回その通りに収支が成り立っているか、自身の口座を確認すれば済むからです。
何も煩わしいことがなく、継続する負荷が少ないことが一番のメリットです。
家計簿なしで家計管理するための心構え
今回の記事では、支出表を使った家計管理と貯蓄の仕組みを構築するテクニックを紹介しました。
ひとそれぞれ、貯蓄のために実践している取り組みはあると思いますが、貯蓄がうまくいっている人には、ある種前提のような、共通点があるのではないかと思っています。
・貯蓄をする明確な目的と目標をもっている
・毎月何にいくら使っているかおおよそ把握できている
・そのため、なんとなくでも、使いすぎた時に、使いすぎたと感じることができる
・使いすぎた時に、逆に使わない期間をつくることができる
私は結婚するまで、実はほとんど貯蓄ができていませんでした。
結婚して、妻に貯蓄の大切さを教えられたことと、将来子供を育てたり、自宅のローンを返済するという明確な目的と目標ができたことで、貯蓄へのモチベーションが生まれました。
その上で、収支表というものを作ってみて、初めて「今、何にいくらぐらい使っているのか」ということがわかるようになり、そして、毎月この収支表通りに生活できているかを月1回点検することを繰り返すうちに、自然と支出が安定し、安定して貯蓄をすることができるようになりました。
最後に
最後に私の話をします。
私は結婚した当時、個人資産は100万円しかありませんでした。
当時、社会人も7年目になろうかという時で、
妻(当時はまだ彼女)に「なんでそんなに貯金していないの!?」と言われて恥ずかしかったことを覚えています。
結婚して2年目ですが、毎月夫婦で貯蓄をしながら、現在夫婦の共通の口座残高は800万円に達しています。
また、夫婦の共有口座に貯蓄をしながらも、個人資産は貯蓄と投資資産を含めて250万円にまで増えました。
世帯では少なくとも世帯で1,000万円以上の資産があります。
世帯では、1,200万円の資産があります。(2022年3月時点)
結論ですが、家計簿による家計管理は必要ありません!
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